審査員評


いま絵画に新しさを生み出すことは大変だと思うその中で岩名さんは、故郷である三重の山奥で森の中に入っていって、暗闇でスケッチブックを開き、草木や樹液といったマテリアルと対話しながら絵を描いていると聞いた。その絵画へ向かう姿勢、描き続ける可能性に我々は注目した。今後の活躍を期待しています。


後藤繁雄(クリエイティブディレクター、京都造形芸術大学教授)